開校式・2019年度入学式

2019年4月17日

 学校法人米子永島学園 米子日本語学校 開校式・2019年度入学式を行いました。

 多くのご来賓の方々にご臨席いただき、厳粛かつ盛会に式典を終了することができました。

 式では新入生代表が日本語であいさつ、抱負を述べました。米子日本語学校第1期生として2年間しっかりと勉強してくれることでしょう。私たち米子日本語学校教員一同もしっかりサポートしていきます。

 ご臨席いただきましたご来賓の皆様、また多くの祝電・祝詞を誠にありがとうございました。

 

鳥取県 地域振興部 教育・学術振興課長 齋藤正樹様からの祝辞


 Xin chao(シン・チャオ)こんにちは Toi ten la Saito Masaki(トイ・テン・ラー・サイトウ・マサキ)私の名前は、齋藤正樹です。

 入学生の皆様、ようこそ日本へ、鳥取へ、米子日本語学校へいらっしゃいました。 心から歓迎します。また、米子日本語学校の関係者の皆様におかれては、本日、開校の日を迎えられましたこと、衷心より、お慶び申し上げます。入学生並びに米子日本語学校の皆様のこの良き日に際しまして、鳥取県を代表し、一言、ごあいさつ申し上げます。

 入学生の皆様、改めて、おめでとうございます。 皆様は、日本語・日本文化を学び、母国あるいは日本で活躍する夢をもち、この学校に来られたものと思います。 期待と同時に、遠い異国の地での新しい生活に不安も多かろうかと思いますが、この年、この学校に入学された皆様は、特に幸運であると私は考えております。

 米子日本語学校は、新設校ではありますが、国の厳格な審査により、高いレベルの教育内容が保障されていることは言うまでもありません。また、経営者である学校法人米子永島学園は、前身の法人の時代を含め、日本の高度経済成長期から今日に至るまで、現在の米子松蔭高等学校の運営を通じ、経済界・産業界で活躍する人材を多数排出してこられた実績を誇っておられます。この長年の実績が米子日本語学校の基盤となり、教育活動を力強く支えてくれるものと考えております。

 また、新入生の意欲・期待に応えたいという、教職員の熱意・決意は並々ならぬものがあると拝察します。 殊に、今年度は、新設校で認知度が低かったこともあり、入学生が3人にとどまったおかげで、マンー・ツー・マン以上の学習環境を皆様にご提供できることとなりました。

 加えて、米子日本語学校の環境は、ある意味、理想的と言えましょう。学校が所在します米子市は、大型クルーズ船の寄港地であり国際物流拠点でもある境港に隣接し、国際便が就航する米子鬼太郎空港を擁し、大阪・東京など大都市圏へのアクセスに優れた地の利があり、特に、近年、外国との交流が盛んになっている地方都市です。また、様々なアクティビティのできる自然環境、豊かな食文化に恵まれ、名探偵コナン、ゲゲゲの鬼太郎などアニメ関連のスポットが多数点在するなど、魅力溢れる地域であります。そのため、米子市を含む鳥取県は、「2019年に外国人が訪れるべき日本の観光地ランキング」において、2位の代官山を押さえ、堂々1位を獲得し、多くの外国人の支持を得ることができました。また、米子市は、地域社会の機能が保たれ、人情味が厚い土地柄であると同時に、昔から経済・交通の要衝であったことから、開放的な性格も持ち合わせており、皆様を暖かく迎え入れることでしょう。学校の立地も、市街地の喧噪から一定の距離を置きつつ、かつ、交通至便であります。

  新入生の皆様には、どうか、この巡り合わせを大いに活かし、そして楽しみ、先生方と一緒になって、夢の実現に向かって励まれますようお祈りいたします。 鳥取県としましても、今月1日から、外国の方々も安心して暮らせる多文化共生社会の実現のため、外国人総合相談体制を立ち上げ、日常の困りごと相談などのサポート体制を充実させるなど、全力で応援して参りますので、よろしくお願いします。

 また、永島理事長、上田校長をはじめとする、学校関係者におかれては、学校開設に至るまでの一方ならぬご労苦をお察し申し上げるとともに、重ねて、開校をお祝い申し上げます。

  伺いますと、米子松蔭高等学校生徒や地域住民と交流するイベントを企画される予定があるとのこと。この上は、是非お願いしたいのですが、入学生の皆さんに、地域住民や日本文化と直接触れ合う機会をできるだけ作っていただき、「ああ、この学校に来てよかった」と言われるように、力一杯応援してくださいますよう、お願いします。

 最後になりましたが、本日ご列席の皆様のますますのご発展・ご健勝を祈念しまして、私のごあいさつとさせていただきます。 Chuc moi nguoi luon co nhieu niem vui.(チュック・モイ・ングーォイ・ルオン・コー・ニエウ・ニエム・ブーイ)皆様のご多幸を心からお祈りしております 。

平成31年4月17日 鳥取県 地域振興部 教育・学術振興課長 齋藤正樹

国立大学法人島根大学 特任講師 楊 小平様からの祝辞


 ご開校おめでとうございます。 新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます。

 島根大学国際交流センターの楊です。 本日、このようなめでたい式が挙げられ、参加できて、とても嬉しく思います。

 

 入学のみなさんは、将来、様々な夢をもって、日本語を学びに日本に来たと思います。米子で日本語学校が開設されることはとても素晴らしいことです。米子日本語学校は、皆さんの夢へのドアを開いてくれる場所だと思います。

 じつは、私も日本語の学習者の一人です。私は中国で日本語を勉強していました。本日の入学式に参加して、自身の最初の日本語の授業を思い出します。とても複雑な気持ちです。皆さんが日本で本場の日本語を学べることにうらやましく思いました。自然な日本語を学べるからです。私は、むかし、友人から、日本語が上手になるコツが2つあると教えられました。1つ目は、日本人の友人か恋人を作ることです。もう1つは、日本人の子供と仲良くなることです。私は子供と仲良くなる方法で日本語を勉強しました。

 また、米子は自然が豊かで、歴史のある地域です。言語以外にも多く日本の日常生活に接することもできます。そして、高校の中での教育ならでは,高校生のみなさんの分かりやすい日常のことばを耳にすることができますし、高校生のみなさんにとっても新しい国際的な感覚につながることも期待できるでしょう。日本語の勉強は言葉だけでなく、文化の理解も重要だとつくづくと感じています。みなさんも、将来の夢に向かって、すべてのものに関心をもつことが大事と思います。

 島根大学は、島根県松江市・出雲市にキャンパスがあり、9つの学部・学科を持ちます。法学、経済学、言語学、文化、民俗や伝統、また物理、化学、機械工学環境、自然災害、農業、生物などの勉強・研究ができます。そして、世界29か国から216人の留学生が在学しています。いつか、みなさんもその中の一員になることを楽しみにしています。また、日本社会の一員になることも楽しみにしています。

 

 島根大学国際交流センターは島根大学の留学生を支援するだけでなく、地域の国際化にも積極的に取り組んでいます。今後、もし何か私どもがお手伝いできることがあればどうぞご協力させてください。 本日、ご開校、ご入学、誠におめでとうございます。

 

2019年4月17日

楊 小平

有限会社新陽通商サービス 社長TO NU BAO TRAN様からの祝辞


 みなさん、こんにちは。  私は、ベトナムの新陽通商サービスのチャンと申します。

 ご開校およびご入学、誠におめでとうございます。

 日本は高度に経済発展をし、様々な分野で最新技術を保有しており、世界の中心国の一つであると思います。そのため、日本では世界で活躍できる優秀な人材が求められています。

 貴校には学生が様々な体験ができる豊かな学習環境があります。弊社も今後、貴校と共に学生の教育・支援において全力で協力をさせていただきます。

 さて、新入生の皆さんは、一人一人目標をもって日本に来たと思います。その目標を達成するため、みなさんはこちらの日本語学校で日本語と日本文化を勉強します。日本文化の勉強はおもしろいと思います。私も何度も日本へ来たことがあります。本当に日本の生活や日本人の優しさと親切さが大好きです。また、季節によって様々なお祭りやイベント、おいしい食べ物もあります。

 みなさんは言葉を一つずつ勉強し、新しい友達をつくり、新しいことを体験すると思いますが、一番重要なのは、日本語能力と出席率です。みなさんのスタート地点は同じですが、この二つをしっかりとできる人とできない人では進める道の広さが違います。

 これまで、みなさんは自国ではご家族と母国語で生活をしながら、困ったことがあっても、お母さん、お父さんが助けてくれたので心配がなかったと思いますが、これからは知らない国の異文化の中で生活を送らなければならないので、大変です。しかし、人生とは苦しいこともあれば、楽しいこともあります。皆さんは自分自身の将来に向かって、どんなことがあっても目標を忘れず、卒業するまで頑張ってほしいです。そして、日本語能力試験N2・N1合格を目指してください。

理事長挨拶


  本日ここに、学校法人米子永島学園米子日本語学校の開校式並びに第一期生の入学式を執り行うことになりました。

  これはひとえに、齋藤課長様をはじめとする鳥取県地域振興部、教育学術振興課のご指導とご支援の賜物であり、同時に地元の俵巌地区連合自治会長様をはじめとする各自治会長様、森上巌公民館長様、また地元の皆様のご理解とご協力の御蔭であると、深く感謝致す処であります。

  本日ご臨席いただいております、有限会社リバースの長棟社長様に、有る一人のホーチミン出身の青年をご紹介いただき、ホーチミンシティに御同行させて頂き現地を歩いた事がこの学校を立ち上げる直接のきっかけとなりました。

  また、私共が日本語学校の師と仰ぐ松江総合ビジネスカレッジの坪内理事長様には何から何まで御指南を頂戴いたしました。このお二人にあのタイミングでお会いできなかったら、この学校は有り得なかったわけであります。改めまして感謝申し上げる次第であります。

  本日より米子日本語学校は、国際貢献の一翼を担う語学学校としてスタートいたします。

 全国的にも珍しいと思われる、高等学校の校舎内に設置される形態を採用し、日本語学校の留学生でありながら、高等学校の行事に参加することも可能であります。また、本人の努力次第では、毎日でも高校生と日常会話の実践を積むことが可能となります。また、そこから友達を作ることもあり得ると考えます。

 一方、生活の基盤となる学生寮は巌公民館のすぐ目の前に構えさせていただきました。これによって、地域の行事にも出来る限り参加させていただいたりしながら、地域の方々と交流し、日本人の生活習慣や日本人の心、文化など生きた学習が可能であろうと考えております。と言いましても、私達教職員も今日からスタートでありまして、この1年は試行錯誤の毎日となると思われます。

 学校での指導のほかに当然学生寮での指導も、ごみの分別収集や交通安全の指導から始めて参りますが、色々とお気付きの事がございましたら、学校までお知らせ頂きますと幸いでございます。

  何としても、地域に根付いた日本語学校になりたいと考えておりますので、今後も皆様のご指導ご鞭撻宜しくお願いいたします。

 

 さて、新入生のオアンさん、イさん、トゥさん、ご入学おめでとうございます。皆さんはホーチミンでの入学試験に合格し、難しい日本の入国管理局の審査に合格されました。

 ようこそ日本へ!ようこそ米子へ!そしてようこそ米子日本語学校へ!こんにちは!

 私の名前は 永島 といいます。米子日本語学校の理事長です。

 あなた方はこの学校の記念すべき第1期生です。皆さんは今、頑張るぞというやる気で一杯だと思いますが、その気持ちを継続させていただきたいと思います。これから、なかなか思い通りにいかない事もあるかと思いますが、自分の目標を明確にして、その目標に向かって日々少しづつでも前進してください。

 私たちの願いは2つあります。1番目は、ここの3人がしっかりと日本語を勉強して、それぞれが希望する学校に進んでくれることです。2番目は、将来日本とベトナムの両国の懸け橋となって活躍してくれることです。そのために、学校は全力で指導します。

 学校は高等学校の中にありますので、慣れてきたら高校生と会話をしてみてください。高校生も、遠いベトナムから家族と離れて一人で米子に来て、日本語を勉強して大学に行こうとしているあなた方を見て、自分達も頑張らないといけないと思うはずです。

 あなた方のために、新築の学生寮を準備しました。プライバシーが守られた上に共同生活ができて、暮らし易いはずです。3人で協力し合って生活してください。

 最後になりましたが、本日は平日の大変にお忙しいところをご臨席賜りましたご来賓の方々にお礼を申し上げますと共に、今後もよろしくご指導ご鞭撻を賜ります事をお願い申し上げます。

 

 ありがとうございました。

学校法人米子永島学園 米子日本語学校

  理事長 永島 正道

 

学校長 式辞


今年は桜も皆さんのために、本日まで花を残してくれたようです。平成から令和に元号が代わる記念すべき年、本日ここに学校法人米子永島学園米子日本語学校の開校式入学式を年度初め御多忙の中、鳥取県地域振興部教育・学術振興課 課長 齋藤正樹様を始め多くの御来賓の皆様のご臨席を賜り、執り行うことができますこと心より御礼申し上げます。

 

 さて新入生の皆さん。皆さんの入学を、ここに認めることを心よりうれしく思います。日本の大学進学を目指す外国からの留学生の皆さんが、この山陰の地に、新設の日本語学校に入学することは、大きな勇気と希望があったからだと思います。不安もあると思います。しかし本校は歴史ある米子松蔭高等学校の生徒達と学び舎を同じくし、ともに夢に向かって歩んでいく全国に類を見ないユニークな学校です。どうか安心して楽しんでください。

 

 私は本日皆さんに3つの約束をいたします。第一に、米子日本語学校は学生第一の学校であることです。故郷を離れ異国の地で大学進学を目指し日本語を勉強することは大変なことです。その不安な気持ちを汲み取り、学生第一で親身になって指導してまいります。いま後ろで通訳してくれているのは皆さんと同じベトナムホーチミン市出身のクィンさんです。ベトナム語はもちろん日本語・英語に堪能ですので遠慮なくなんでも相談して下さい。第二に皆さんの今の進路希望を実現するのみならず、より良い学校に進学できるよう全力を尽くします。日本語能力試験N1を目指して勉強し、放課後は進路講習に参加して難関校に合格しましょう。先生方も一生懸命指導されます。第三に、東京や大阪では味わえない古くからの日本文化を実感していただきます。この米子・山陰の地は日本文化の発生の地です。せっかく米子に来られたわけですので日本文化の源流を体験して下さい。

 

 以上ここに、入学生の皆さんそしてご来賓の皆様に米子日本語学校の運営方針をお伝えし、我々教職員一同、立派な学校に発展するよう努力しますことを誓い式辞といたします。

 

 学校法人米子永島学園 米子日本語学校

 校長 上田 俊英